【開催報告】 WHO西太平洋地域委員会関連イベント「AMRという健康危機―新型コロナウイルス感染症からの学びを、サイレントパンデミックである薬剤耐性(AMR)への対策に生かすために、わたしたちができること―」(2021年9月25日)
※当日の動画を公開しました。(2022年4月13日)
※報告書を掲載しました。(2022年4月7日)
AMRアライアンス・ジャパン(事務局:日本医療政策機構)は、WHO西太平洋地域委員会関連イベント「AMRという健康危機―新型コロナウイルス感染症からの学びを、サイレントパンデミックである薬剤耐性(AMR)への対策に生かすために、わたしたちができること―」を開催いたしました。
薬剤耐性(AMR)とは、感染症に対して抗微生物薬が効かなくなる問題であり、このまま対策を行わなければ、2050年にはAMRはがんよりも大きな問題になると言われており、早急な対策を行うことが必要です。
第72回WHO西太平洋地域委員会が10月に姫路市で開催されることを記念し、日本ではまだまだ認識が低いAMRの問題について、国内外の現状を産学官民の感染症関係者で共有し、日本における今後の対策について議論することを目的に、オンライン国際シンポジウムを開催いたしました。
当日の様子を以下の動画でご覧いただけます。
【開催概要】
■日時:2021年9月25日(土)16:00-18:00
■言語:日本語及び英語(同時通訳あり)
■場所:
オンライン参加(Zoomウェビナー)
姫路中継会場(アクリエひめじ4階中会議室)
■参加費:無料
■主催:AMRアライアンス・ジャパン、姫路市、姫路市医師会、姫路市歯科医師会
■後援:厚生労働省、姫路薬剤師会、兵庫県看護協会西播支部
■協賛:日本製薬工業協会
【プログラム】(敬称略)
15:50-15:55 ご挨拶(姫路会場のみ)
石橋 悦次(一般社団法人 姫路市医師会 会長)
16:00-16:05 開会趣旨説明
乗竹 亮治(特定非営利活動法人 日本医療政策機構 理事・事務局長/CEO)
16:05-16:25 メッセージ
葛西 健(WHO 西太平洋地域事務局(WPRO)事務局長)
塩崎 恭久(衆議院議員/元厚生労働大臣/薬剤耐性に関するワンヘルス・グローバル・リーダーズ・グループ 委員/自由民主党 データ・ヘルス推進特命委員会 委員長)
尾身 茂(地域医療機能推進機構(JCHO) 理事長/新型インフルエンザ等対策推進会議 議長)
16:25-16:40 講演1「世界的な保健課題であるAMRー英国からのメッセージー」
Dame Sally Davies(UK Special Envoy on Antimicrobial Resistance)
16:40-16:55 講演2「日本におけるAMR問題の現状と今後の対策への期待」
大曲 貴夫(国立国際医療研究センター 国際感染症センター センター長/国立国際医療研究センター病院 AMR臨床リファレンスセンター センター長)
16:55-17:55 パネルディスカッション「抗微生物薬の適正使用」
パネリスト
Socorro Escalante(Regional Coordinator for the programme on EMT and AMR, WPRO)
大曲 貴夫(前掲)
河村 哲治(独立行政法人 国立病院機構姫路医療センター 院長)
阿真 京子(「子どもと医療」プロジェクト 代表/特定非営利活動法人 日本医療政策機構 フェロー)
江浪 武志(厚生労働省 健康局 結核感染症課長)
井上 肇(厚生労働省 大臣官房 国際保健福祉交渉官)
伊藤 達哉(日本製薬工業協会 国際委員長)
モデレーター
乗竹 亮治(前掲)
17:55-18:00 閉会の辞
清元 秀泰(姫路市長)