【翻訳公開】「薬剤耐性(AMR)の脅威の高まりに対応するための実践的な打ち手の要求」(2024年7月3日)
日本医療政策機構及びAMRアライアンス・ジャパンは、政策提言「薬剤耐性(AMR)の脅威の高まりに対応するための実践的な打ち手の要求」の日本語訳を公表いたしました。
本提言は、2024年9月に開催予定のAMRに関する国連総会ハイレベル会合を見据え、「薬剤耐性(AMR)マルチステークホルダー・パートナーシップ・プラットフォーム」によって作成されました。提言では、国連加盟国に対し、人間・動物・環境を一体として考えるワンヘルス・アプローチ(One Health)に基づく実践的かつ測定可能なAMR対策の打ち手に同意するよう10の優先事項を要求しています。
AMR対策の重要性は、2016年にはじめて開催されたAMRに関する国連総会ハイレベル会合で強調され、その後約10年間に渡り、国際社会はAMRの発生抑制と拡大防止に向けて努力を重ねてきました。しかし、気候変動、環境破壊、パンデミック、紛争等が重層的に影響し、AMRの脅威は高まる一方です。複合的危機の時代において、2024年のAMRに関する国連総会ハイレベル会合は、AMR対策のこれまでの成功と教訓から学び、将来のより良いAMR対策に繋げる絶好の機会です。本提言が多くの関係者に共有され、次の10年のAMR対策を共に考え、実践する一助となることを願っています。
提言の日本語訳は日本医療政策機構で作成したものです。翻訳及び公開にあたっては、「薬剤耐性(AMR)マルチステークホルダー・パートナーシップ・プラットフォーム」の許諾を得ております。なお、この日本語訳は参考のための仮訳であり、正確には原文をご参照ください。原文(英語)は、こちらからダウンロードすることが可能です。