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【活動報告】AMRに関する第2回国連総会ハイレベル会合(2024年9月26日)

2024年9月26日、第79回国連総会で第2回AMRに関する国連総会ハイレベル会合が開催されました。本会合は「現在に投資し、共に未来を守る:AMRに対処するために、多分野にわたる世界、地域、国のAMR対策を加速する(Investing in the present and securing our future together: accelerating multisectoral global, regional and national actions to address antimicrobial resistance)」をテーマに掲げ、加盟国と関係者が当事者の語りにも耳を傾けながら、AMRという脅威の高まりを再認識し、AMR対策を一層強化する機会となりました。また、政治宣言(原文(英語)仮訳(日本語))が国連加盟国により承認されました。

日本医療政策機構(HGPI)の代表理事・事務局長の乗竹亮治とマネージャーの河野結は共に公式に認可された参加者として、ハイレベル会合に出席し、プレナリーセッションと2つのマルチステークホルダーパネルに参加しました。AMRに関するハイレベル会合に先立ち、日本医療政策機構は2024年5月のマルチステークホルダーヒアリングでも意見を表明しています。

国連ハイレベル会合の前日9月25日には、サイドイベント「AMRに関する世界的アクション:UHCにおける健康長寿と持続可能性の促進」を日本医療政策機構とAMRアライアンス・ジャパンが開催しました。この会合では、AMRの患者・当事者をはじめとして、産官学民の関係者が世界中から集まり、人間、動物、食品、環境にまたがる多様な視点から、より良いAMR政策を実現するための日本の在るべき貢献と将来の国際連携への期待を議論しました。

当機構ではAMRをはじめとする感染症関連領域においても、産官学民がフラットかつグローバルに学際的な対話を重ね、患者や当事者目線から政策課題を抽出し、今後の市民社会に求められる政策の選択肢を提示していくことが重要だと考えています。

次回のAMRに関する国連ハイレベル会合は2029年に開催されることになっており、政治宣言の進捗について包括的なレビューが実施される予定です。引き続き日本医療政策機構では、市民主体の医療政策を実現すべく活動してまいります。

 

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